書類選考の通過率を上げるには?
2014年10月20日
最近、「書類選考の通過率はどのくらいですか?」と聞かれることが何度かありました。
転職活動では、前提として、まず書類選考を突破しないと面接には臨めません。
企業にとって「人を採用する」ということは、今後の経営に関わる非常に重要であるため、「この人なら活躍を期待出来そうだな」と思う書類を作成している人を面接します。
こういった前提を踏まえた上で、書類を作成するのとしないのでは、内容の充実度、熱の入り方にかなり差が出ます。
それは、複数の書類に目を通している人ならすぐに分かります。私たちがそう感じるだけでなく、企業の人事担当の方々からもよく聞かれる話です。
特に書類選考を突破出来ずに悩んでいる方に向けて、もったいないと思う例を挙げてみます。
まず一つは、「限りあるスペースにプライベートのことを書いている」書類です。
職務経歴書はA4一枚半~二枚程度にこれまでの経歴を分かりやすく、尚且つ、入社後の展望までをまとめるための書類です。
これまで多くの努力や時間をかけて行ってきた仕事について、きちんと書こうと思うと用紙が足りないくらいでは?と思うのですが、そこに趣味の話や家族の話を書いている方を見かけます。
とてももったいないなと思います。
と同時に、今までの仕事でアピールすることはないのかな?とも思ってしまいます。
もう一つは、「あいまいな表現を繰り返す」書類です。
例えば「さまざまな経験を通じて、コミュニケーション能力を培ってきました」という文章。これは「よくある文章」であり、もっと言うと「誰でも書ける見本の文章」です。
企業の立場からすると、「あなた個人が『どのような経験や努力』をしてきて、『どのような成果』を出したのか」が知りたいのです。
上記は埋もれてしまう例です。
複数の応募者がいた場合、選考に残れる確率は下がるでしょう。
どんなに大変でも手を抜かずにやったことには結果が付いてきます。転職サポートにおいて、そんな場面をたくさん見てきました。
これから書類作成に臨まれる方には、まずは「書類選考の意図」を念頭に置き、「仕事を通じた自分を伝える」ことに注力してほしいと思います。
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