履歴書・職務経歴書の書き方
応募書類はあなたのプレゼン資料
転職活動における応募書類は「あなた自身のプレゼン資料」のような役割です。
例えば、新規取引先へ自社製品をアピールする場合、まずは製品の魅力を知ってもらうために、製品の基本的なデータから導入した際の効果などをまとめ、より伝わりやすい資料を作ろうと考えるでしょう。
それと同様に、応募書類は初対面の企業の方へあなたの魅力を知ってもらうために作成します。
- 履歴書・・・学歴や職歴、志望動機などの基本データを記載
- 職務経歴書・・・これまでの詳しい経歴や実績を記載(形式は自由)
大切なのは『具体性』
履歴書・職務経歴書を作成する上で大切なポイントは、
経験を羅列するだけではなく、相手(企業)が何を知りたいか?何をアピールしたら効果的かを想像して書きます。件数や金額、時間など、数字で表現できるものは数字を使って書くと、より伝わりやすくなります。
記載例
例えば、経理と総務に従事していた人が、総務の求人に応募する場合は、当然総務の経験を厚く表現します。さらに経験した仕事内容に留まらず、その仕事内容をどのようにやってきたのか?を表現することで、現職でのご活躍のイメージが湧きやすくなります。(経験している仕事内容だけの記載では、活躍していたのか、どうかまでは伝わりにくいものです。)
【業務内容】
- 採用業務(採用計画、募集、選考、入社対応)
- 労務管理(就業管理、給与関係、社会保険関係)
- 電話・来客対応
など、経験した仕事内容にプラスして、例えば下記のように具体的に行ってきたことを記載します。
『採用計画では、事業計画に沿った5ヵ年計画を策定し、より多くの応募者を確保するため、費用対効果を意識した広告戦略を行いました。「どんな内容が刺さるのか」をPDCAで考え進めた結果、毎年の採用計画を達成することが出来ました。また、入社後の育成にも注力し、研修計画と併せて社員教育を立案し実施しておりました。』
当社が考える職務経歴書の記載内容
職務経歴書は作文ではなく事実を書く
当社は書類作成のアドバイスとして、「職務経歴書は作文ではなく事実を書く」ことをお伝えしています。下記によくある作文の例と当社が考える改善案を挙げます。
例文1
「お客様を第一と考え、業務を遂行してきた結果、多くのお客様から信頼を得ることが出来ました。」
解説
極端なことを言えば、本当にお客様のことを考えていたか、信頼を得ていたかの説得力はありません。そのため、具体的に何をしたかの事実を表現します。
改善案
自社商品以外の導入検討の際にも情報提供したり、ご用件を受けた際は当日のうちに対応するなど、お客様を第一と考え、業務を遂行してきた結果、在籍中の5年間は前年以上の売上推移を上げてきました。
例文2
「幅広い業務を担当していたため、様々な業務に柔軟に対応できます。」
解説
これだけでは、何をどのように行っていたのかが伝わりません。「幅広い業務」とは何か?なぜ「様々な業務に柔軟に対応できる」と言えるのか?根拠となる事実もお伝えします。
改善案
○○や△△の業務を兼務し、急な業務依頼も多い部署だったため、日頃から優先順位を付け、ルーチンワークはExcelマクロなどのツールを整備するなど効率化を意識して取り組み、急ぎの業務にも柔軟に対応しておりました。
履歴書、職務経歴書の作成アドバイスも行なっています
当社では、求人企業の経営者の志向や、仕事をする上で重視する点、企業の風土など、生の情報を収集しております。そのため、画一的な書類ではなく、応募企業に沿った書類作成のアドバイスを行うことが可能です。
ちなみに職種や業界の異なる応募先にエントリーする場合は、その職種や業界に沿った内容にすることをお勧めします。
また、当社の転職エージェントへお申し込みでない方でも、1回まで無料で添削いたします。下記のフォームよりお送りいただき、メールにてお返事いたします。
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