群馬に強い転職エージェントのブログ
「転職はしたい、でも給与は下げたくない」は可能か?
2011年12月22日
転職への条件として、「給与は下げたくない!」というご希望をよくお聞きします。
まず大前提として、転職すれば一からの再スタートとなります。
仕事の進め方、取り扱いの商品・サービス内容の知識など、慣れ親しんだ内容とは異なりますので、一般的に考えれば転職後しばらくは業務効率や成果は落ちるでしょう。
部下や後輩の指導を担っていた方なら、その業務はすぐに行なえません。成果は落ちるのですから、給与が下がるのも必然とお考えいただいた方が良いと思います。
一方で、給与が下がらないケースは...
- ■今の給与が市場と比較して低い
- ■現職でのキャリアをそのまま生かせて、すぐに高いパフォーマンスを発揮できる
- (または一定以上のポジションとして迎えられる)
- ■付加価値を提供できる
- ⇒例えば、営業職で異業種への転職だが有望な顧客があり、入社後すぐ成果を期待できるなど
- ■新規事業の立ち上げで自社にスキルやノウハウがなく、そのあたりを期待して迎えられた
などのケースでは、当社の実例として転職前の給与の維持やアップがありました。
また、東京など大都市圏の会社は、給与水準が高いのは事実です。そのため、Uターン等により、群馬の会社に転職する際は、下がる傾向が強いのは確かです。
ただ、Uターン転職でも給与アップの実績はありましたので、全ての方が下がるとは言えません。また、大都市と群馬では、家賃に代表される物価に差がありますので、たとえ収入の絶対額が減っても生活水準に大きな落ち込みはないと思います。
このように、現在の年収状況、転職の目的、これまでのご経験など様々な要因は挙げられますが、一般論として、「転職したいなら年収減は受け入れよう」、「給与を下げたくないなら転職はしない」の心構えは必要だと感じます。