群馬でも退職金制度を廃止する企業が増えてきました
2018年02月27日
2018年の傾向の一つとして、退職金制度を廃止する企業(求人)が増えてきました。
スターキャリアは群馬を勤務地とする求人を取り扱う転職エージェントですが、大都市圏を本社とする会社からも、群馬の拠点などでの求人をお受けしています。
大都市圏の会社では以前から退職金制度を設けない会社はありました。
(その分、毎月の給与は高めの設定です。)
最近は、地元群馬の会社でも退職金制度を廃止して、その代わりに確定拠出年金を採用する会社が増えています。
確定拠出年金(401K)とは、
「拠出された掛金が個人ごとに明確に区分され、掛金とその運用収益との合計額をもとに年金給付額が決定される年金制度」です。
給付については、「年金」という形で受け取る場合、
原則60歳に到達した場合に受給することができます。
(加入者期間が10年に満たない場合は支給開始年齢が引き伸ばされます。)
加入状況は年々増加しており、2017年末時点の実施事業主数は
全国で28,990社、3年前と比較するとおよそ1万社増えています。
考え方にも拠りますが、将来支給されるお金になるという意味では
退職金制度と同じ意味合いです。
転職希望の皆さまからは、「退職金制度のある会社が良いです」
というご希望をお聞きするケースは少なくありません。
- 退職金制度を導入するA社
- 退職金制度の代わりに確定拠出年金を導入するB社
という純粋な比較では、A社が良いとおっしゃる方も多いです。
そんな中で「よく分からないからA社を選んでおこう」という方には、
まずは制度をよく知ってみませんか?とお伝えしたいと思います。
「退職金制度を廃止する企業が年々増加している」という現状では、
今後同じようなケースを辿る企業が増えてくることも予想されます。
もしかすると、入社して5年、10年経ってから制度が変わる企業も出てくるかもしれません。
もちろん先のことは分かりませんが、退職金制度がないから初めからNGではなく、
ご自身の転職の目的、また人生設計にとって何が大切かをよく考えてみるのも
一つではないでしょうか。
転職活動において、会社が採用している制度がどんなものなのかを
よく知っておくのは、後悔しない転職にするためにも大切なことだと感じます。
スターキャリア 飯塚