一年以上前から情報収集! 群馬の独立系SIerを求めUターン転職!
スターキャリアの「転職エージェントサービス」をご利用いただき、2019年2月に群馬県前橋市の株式会社ジーシーシーに入社いただいた中村さんにインタビューしてきました。
転職者:中村さん
職種:システムエンジニア
転職先:株式会社ジーシーシー
所在地:群馬県前橋市
売上高:130億6,000万円
従業員数:671名
株式会社ジーシーシーは、地方自治体や各種団体に特化したシステム会社です。創業から50年以上となり、自治体業務を網羅する豊富な自社開発パッケージシステムを持ち、各自治体に対して、元請けとしての立場で自社開発システムの提案から導入、稼動後の保守サポートまで一貫したソリューションを提供しています。
全て元請での仕事となり、自分の仕事がどのように自治体の業務改善や住民サービス向上に役立っているのかを実感することができるため、社会貢献性の高い仕事をしたい方を歓迎しています。
お客様は関東圏を中心に全国各地の県庁や市区町村で、全国にある自治体の約1/3にあたる、のべ500団体以上に導入実績があります。
−転職の動機は群馬へのUターンでしたね?
そうですね。当時は都内に住んでいましたが、いつかは群馬へ戻りたいとは考えていました。私は高崎出身で、妻も群馬県内の出身なので、最終的には群馬へ戻りたいねと話していました。
前職では、仕事を任されやりがいを感じており、群馬へのUターンは「いつかは戻りたいな」くらいの考えでいました。結婚をしたときに初めて転職を考えて少し探してみましたが、給与面などで条件の合うところが無くて、そこで転職活動を一度やめました。
−本格的に転職活動する一年以上前から情報収集をされてましたね?
はい、前もって情報を集めて、まずは群馬にどんな会社があるか聞きたいと思っていました。
その後、子供が産まれて徐々に転職を考えだしました。小学校に入る3年前くらいには群馬に定住しておきたいと考えました。群馬にUターンして3年くらい働けば住宅ローンも組めるかなと。その辺を逆算して子供が2歳になった頃に本腰を入れて転職活動を始めました。
−転職活動はどうでしたか?
転職活動の当初は都内の転職エージェントも利用しましたが、紹介されるのは東京に本社があり群馬に支社があるような会社が多かったです。それだと県外に異動や転勤がありそうで、そういう会社は希望しませんでした。地元の高崎に住んで仕事がしたかったので、通えるところだと当てはまる会社が少なかったですね。
太田市とか、館林市などで自動車関係の組み込みとかが出てきましたが・・・。あとはメーカー系システム会社とか、そういう会社は応募する動機がなかったです。
これだと地元の転職エージェントに頼まないとムリだと思って、ネットで探してスターキャリアさんを見つけました。
−ジーシーシーさん以外は受けていない?
はい、他社の業務内容で惹かれる会社は無かったです。SIerなら独立系が良かったですし、ワンストップソリューションの提案ができる点が魅力的でした。それと給与が下がるのは分かっていましたが、活躍次第で近い将来に元の水準以上に上げられるという点もよかったです。
−前職では何を?
前職は、都内のシステム会社(一部上場)でシステムを請負開発していました。
ジーシーシーと前職との違いは、前職は請負開発のため、システムを構築し引き渡したらプロジェクトが完結していたのですが、ジーシーシーでは引き渡し後の保守までを一貫して行っているためお客様と長く付き合っていく形です。
前職に新卒入社して3年くらいは開発をしていて、その後、徐々に打ち合わせや要件定義が増えていき5年目くらいからチームを任されてPLになり、最終的には複数のプロジェクトを統括するリーダーをしていました。
−当社とのお話しの中で印象的だったのが、「メンバーを確保するために、プロジェクトを立ち上げていた。」というセリフを言ってましたね。
そうですね、請負開発の場合、プロジェクトが完了すると優秀なメンバーであっても放出しなければならないので、そうならないようにPLは3ヶ月、6ヶ月先まで見て、メンバーの仕事がちゃんとあるかまでを考えます。
もし足りなければ仕事を取りにお客様のところに行きます。こういう理由で、こうなので、仕事が欲しい、この案件が欲しいとお話します。
営業社員はいましたが、既存の案件は営業が付かないので、PLが自分で仕事を取ります。結構な額の案件まではそうしていました。
また、プロジェクトごとにちゃんと利益を出すことを重視していました。
プロジェクトには何人必要で、どうやるかを考える、一つのプロジェクトで利益を上げなくちゃいけない。それは請負開発の立場だからです。そのコスト管理も担っていました。
いくらの売上になるから、何人雇って、いくらの利益になるを管理して、それで決裁を取って案件をスタートしていました。
−PLになりたいと思っていたとお聞きしていましたがどうしてですか?
少し長い話になりますが。(笑)
高校生で大学受験するころ、WEBとか情報系に行きたいというのがまずありました。モノ作りがしたいと。あの当時、インターネットが普及しはじめ、携帯電話も持つようになり、ネットを使ってよく遊んでいました。なので、自分も作ってみたいという、そのくらいの興味から始まりました。
元々数学は好きで、情報系って数学ですし、面白いと思っていましたが、大学の授業では、突き詰めて開発することにあまり興味を持てませんでした。
なので、大学4年で研究室に入るときには、開発系の研究室ではなく、情報統計学という統計データを解析したコンペディションに参加する研究会を選びました。
そのコンペでデータを解析して、人に提案していくことの面白さを知りました。そこからモノ作りをするだけではなく、相手が求めるものを提案して作成し提供するような仕事をしたいと思うようになりました。
それで、ITコンサルとあるSIerを探して前職に入社しました。
その提案をできるスキルを身に着けるためには、開発スキルとプロジェクト管理スキルが必要になると考えたので、ある程度開発経験を積んだらPLになりたいと会社には言っていました。
PLになれば、システムに対する知見が得られ、最終的に大きなソリューションを提案できるようになると思ったからです。
−「今、ジーシーシーでやりたいと思っていることは2つあります。」
一つは、現在、ジーシーシーでは庶務事務グループという部署にいて、勤怠管理システムに携わっています。職員の出退勤の管理システムです。休暇日数、残業時間、出張回数・費用などの勤怠情報を入力、照会、集計できるシステムです。
庁内の業務を行うためのシステムを総じて「内部情報系システム」と呼んでいます。内部情報系システムには庶務事務システムの他に、人事システム、給与システム、財務システムなどがあり、現在のジーシーシーでは一つ一つのシステムに対しては提案ができているのですが、内部情報系ソリューションとして一括した提案をできていない状況です。私の目標はそれぞれのシステムではなく全体を繋げて一つのソリューションとして提案できる人になることです。
せっかく当社の人事システムは100団体以上のお客様に使っていただいているので、ぜひそのソリューションとして提案できるようにしたいですね。
やりたいことのもう一つは、地元群馬のためのシステムを作ることです。私は地元愛があって、地元が大好きです。群馬の人たちのためのシステムを群馬で作る。ジーシーシーであれば実現できる目標と思っています。
今、2つを叶えるために頑張っています。自分から発信して色々やっていきたいですね。
−今の役割は?
今はプロジェクト管理を中心にやっています。
2019年11月からですが、前職の経験を生かしてプロジェクト管理も担っています。
−今は開発もしているのですか?
していません。というか入社以来一回もしていないです。(笑)
入社後、先輩社員と同行して、早速お客様との打ち合わせで、システム導入の要件をまとめる仕事からスタートしました。
システム導入の打合せは、打合せごとに内容が決まっていたので、それまでにその業務を覚えて打ち合わせに臨んでいました。
一通り全部の打ち合わせが終わって、庶務事務システムの全体の機能を理解できました。
今も別の団体様向けにシステム導入の打ち合わせとプロジェクト管理を担っています。
今は働き方改革の影響で、庶務事務システムへの需要が多く、引き合いが多数来ています。
−群馬にUターンしてどうですか?
今は高崎に住んでいます。
高崎には友人も多くて、地元に残った中学からの友人とよく飲みに行っています。
(左)スターキャリア アドバイザー 須藤 (右)中村さん
■スターキャリアのコメント
中村さんは当社との面談当時から、やりたいことを明確に持っていて、上昇志向の強い点が印象的でした。
群馬へのUターンを希望する方は地元貢献の意欲の高い方が多く、中村様も同様でした。
前職の経験を生かしつつ、地元群馬でのご活躍を楽しみにしています。