なぜ自己応募では書類不通過だったのか？

新井さんは当社へお申込いただく前に、自己応募で興味のあった群馬の企業へ応募しましたが、書類が通りませんでした。

ご本人は、なぜ書類選考で落ちてしまったのか、理由がわからなかったそうです。

当社との面談にて詳しくお話をお聞きすると、ご経験、実績、志向などを考慮しても書類通過しそうです。

しかし、応募書類を拝見すると、一点だけ気になる項目が。

希望年収欄に記載された額が、群馬の水準からすると非常に高かったのです。

当時、新井さんは都内の大手メーカーに営業職としてお勤めで、相当実績も上げていましたし、全国転勤もあったため、年収800万円を貰っていました。

ご自身では少しダウンさせて、希望額を年収700万円としていました。

新井さん「自分では落として書いていたつもりだったのですが。」

当社「そうだったのですね。群馬の給与水準をご説明しますと、群馬県の平均年収はだいたい40歳で約460万円と言われています。

特に営業職の場合、結果（数字）を残す前から高いテーブルの給与提示はなかなかありません。ですが、結果を残せばインセンティブや昇給がありますし、これまでと同等の活躍をすれば、すぐに700万円は無理でも一定以上の額は見込めると思います。」

新井さん「そうなんですね。恥ずかしながら知識がなく、だいぶかけ離れた額を記載していたと気付きました。自分だけでは情報収集もなかなか大変なので、今後は御社から情報をいただきながら転職活動したいです。」

応募の際に企業には当社から「希望年収」をお伝えしています。

その際、希望年収があまりにも高いと、企業は「そこまでは出せない」と書類NGにするケースがあります。（それは、既存社員との兼ね合いなどもあります。）

特に大手企業からのＵターン希望の方では、現職の年収が高い人も多いので、群馬の中小企業（転勤なし）の相場を知ってもらった上で、ご検討いただくこともあります。

新井さんは、「地元の群馬へＵターンし、転勤なしで定住すること」が最大の転職の目的だったため、納得の上で希望年収を変更し、転職活動をすすめたところ、無事、内定・入社に至りました。